院内設備

血液検査機器

血球検査、生化学検査、甲状腺検査などができます。犬猫以外の小動物も血液量が少量で検査できる機器を導入しております。

X線装置

富士フィルムの DRという機械を導入しております。現像が不必要で撮影したらすぐに画面に画像が映るシステムのためお待ち時間があまりかかりません。デジタルで解像度が高く撮影後も画像の設定を調節できるためより良い診断に役立ちます。

ポータブルX線装置

手術中にX線を撮ったりする装置です。椎間板ヘルニアや骨折の手術の際などに場所決めや途中経過を把握したり歯科処置で抜歯するかどうかの判断のために使用します。

超音波メス

血管をシールドする機械です。細い血管の場合は結紮せずにシールドして切開できるため手術の安全性の向上や手術時間の短縮に役立ちます。

超音波装置

超音波検査では心臓の内部の状態や機能を評価したり、腹部の臓器に腫瘤や形態的異常がないかを確認したりすることができます。
病気を診断するためには複合的な検査を行うことが必要ですが、超音波検査は血液検査やX線検査と同様にとても大切な検査の一つです。

ICU

心臓が悪くて肺水腫などになった動物さんなど酸素が必要な病状の動物さんはICUで管理させていただきます。
ICUのお部屋は酸素濃度、湿度、温度を管理できますので緊急状態の動物さんの管理に適しております。
また、手術前に動物を酸素化するとより安全な麻酔管理ができます。

レーザー治療器

疼痛の緩和や腫瘍のレーザー治療などに使用しております。
疼痛治療は10分程度、腫瘍のレーザー治療には30分程度の時間をいただいております。

内視鏡

当院ではオリンパスの内視鏡システムを使用しております。動物の大きさに合わせてスコープを2本用意しております。

内視鏡を使用するメリットは異物を外科手術によって除去する場合は消化管を切って縫合するため入院期間も長くなり負担がかかるのに対して内視鏡で取り除ける場合は基本は当日か翌日には退院でき動物の負担を減らすことができることです。

ただし、すべての異物が内視鏡で除去できるわけではなく異物の大きさと形、存在する場所によりますので難しい場合は外科手術となりますのでご了承ください。

また内視鏡での組織診断は粘膜面の評価となりますので粘膜よりも深く存在する病変につきましては開腹手術での組織診断となります。

内視鏡には全身麻酔が必要となりますので実施前には血液検査や胸のX線検査など麻酔前の検査が必要となりますのでご了承ください。